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福島(原発)観光

福島に行ってきた。
川俣町の川俣シャモ祭りと、地震メルトダウン後の浜通り見物。

メキシコ人の嫁に日本の何を見せようかと考えるのだが、日本人全体に感じる見て見ぬフリというか「なかったことにしたい」という願望も含めて、東京にいると正直福島の状況は非常に遠く感じるので、時折見学でもしておいた方がよいか、というところだ。

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川俣シャモは以前一度南相馬に行った時に食べて妙に美味かったこともあり、今回検索していたらちょうど祭りをやるということで立ち寄ってみることに。
川俣町の一部は国の「居住制限区域」にも指定されているのだが、放射能検査なんかの結果もサイトに記載されていて、問題ないとのこと。私は喜んで食べますよ。

 

ちなみに「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」「帰還困難区域」というのが国の定めたエリアの状況で、ここに載っているものが最新のようだ。

主に入れないのは浪江町双葉町大熊町。しばしば被害の映像で見た富岡町を含めて、楢葉町広野町あたりは特に問題なく入れる。今は近い所では福島第一原発から5kmくらいのところへ行けるということだ。

相馬市からいわき市までの迂回方法はここにあって、この地図が検問の状況としては非常に分かりやすい。今回川俣から葛尾、田村、川内村を抜けて県道36号線で常磐富岡ICの辺に出ようと思ったが、このルートは浪江町に入るので、検問で通行不可ということだった。

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実際に行ってみると、エリアは巨大な工事現場となっているような印象だった。作業員を乗せたミニバスがひっきりなしに通行していて、活気はある。昔コンビニだったと思しき店舗が建築会社の事務所になっていて、なんだか複雑な感慨にかられる。

作業自体は「除染作業」と言われるものが主なようで、道路のアスファルトをはがして再舗装したり、土を集めて黒い巨大なゴミ袋につめて、様々な場所にまとめて置いてある。

除染作業員募集の看板はいくつか目にしたので、まあ仕事自体はたくさんあるようだ。

 

土日も問わず作業は続いているようで、夕方の五時半頃の道路は工事関係者と思しき白の車ばかりが目立ち、いわき方面への帰宅ラッシュが続いていた。いわき市に入ると車の色がカラフルになり、少しホッとする。

私も元工員で偽装請負として働いていたのでなんとなくピンと来るのだが、割に北海道ナンバーが多かったりとか、周辺の宿やプレハブなんかをみると、作業員が広く集められているのだろうなあと思う。
入れるところはコンビニなんかも営業していたが、やたらとアルコールとつまみが揃っていて、顧客層に最適化されていた。

 

ちなみに福島第二原発はまったく規制エリア外なので、門の近くの検問までは何の問題もなく近づける。大阪府警の人達が警備していて、一ヶ月単位で派遣なのだとか。

あとはまあ駅舎が流された富岡駅なんかも、よい観光地と言えるかなと。警官もケータイで写真を撮っていたので、自分も撮影してみた。帰りは、ならは天神岬温泉で温泉に入るのはどうでしょうかね。今なら無料開放中らしいですし、広野の火力発電所も不気味な感じでよく見えますよ。

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渋谷に戻ってきて、なんだかアメリカ人ばっかりのピザ屋で飯を食いながら遠さを嘆いてみてもなにもならないが、まあシャモは美味しかったなあ、と。メンチは大変オススメです。