Apple Payにはなんだか振り回された感じだったが、支付宝は見事に定着していて、なかなか便利なのに感心する。地下鉄のカードにチャージする機械も、支払い用のバーコードを読み取らせて、支払い完了。コンビニも手馴れた感じで支払いが済む。
支付宝の中に映画のメニューもあり、ちょうど良い時間潰しになりそうだった。入って作品を選ぶと、各劇場の値段が表示される。中国は日付と時間でチケットの値段が完全に異なる。近場で見てもいいし、少し遠めで安いところに行ってもいい。
サクッと支付宝で購入と支払いを済ませる。座席もサービスの中で選択できた。完了後はこのような感じで番号と2次元バーコードが表示される。
劇場ではチケットの引き取りとなる。チケットカウンターとは別で、各映画サイトが用意した引取機が置いてある。正直中国に劇場が何館あるのか知らないが、きちんと各劇場の座席予約システムとつながり、簡易に発券できるように機械を置かせてもらうディールを結んでいるところがさすがだ。
よくこんな投資が出来るなあと、なんとなく身につまされる。投資とリターンを考えると、簡単に踏み切れる話ではない気がするが、中国のアプリビジネスへの投資額は大きく、市場はどんどん便利になっているので、ここまでやり切れるのだろう。
チケット代は35元に1元のサービス代。劇場で購入する場合、定価90元、会員価格35元と表示されていた。
今回は支付宝をやっているアリババグループ、淘宝电影経由だ。そこに先ほどのバーコードか番号を入力すると、チケットが出てきた。
見たのはチャウ・シンチーの「美人魚(マーメイド)」。公開後2週間ほどで485億円突破と、中国最大のヒットとなったそう。
まあアホらしい映画ですが、言葉が分からなくても楽しめるので良いかと。