iOS13.3からSafariが二段階認証のセキュリティキーに対応したこともあり、GoogleのTITANキーを購入と行きたかったが、メキシコのGoogleストアでは販売されていない。
仕方ないので、Amazon.comからOEM元のFeitian社のものを買った。輸入送料込みで46ドル。Googleストアは50ドルなので、まあこれでいい。
メキシコは国際宅配便の関税が50ドル以下だと免税扱いになるので、今回は税金がかからなかった。ちなみに国内のAmazon.mxでは2,057.94ペソ、109ドルで売っている。
メキシコに来て困るのは、デジタルガジェットがことごとく高いことだ。
例えばiPhone11は17,499ペソで929ドル、日本円だと10万を超える。日本だと税込みで82,280円、アメリカだと699ドル、カリフォルニアだと州税込みで765ドル。まあブラジルだと1,234ドルするのは別格としても、大体2-5割くらい高い感じだ。
仕方がないので越境ECというか海外通販に頼らざるを得ない。今回のようなAmazonとか、中国のAliexpressのような業者は、送料を入れても安い。
AmazonGlobalではDHLなどの利用が多いようだが、Aliexpressだと郵便扱いで届くケースが多い。中国発は国際郵便が安いので、送料がさらに安く上がる。
まあこの辺り国によっては大変なことになっていて、トランプが万国郵便連合から離脱するぞ、という話をしていたのも記憶に新しい。
アメリカは万国郵便連合(UPU)に残留へ – 現代切手収集家
インドネシアも免税範囲が75ドルから3ドルへと一気に引き下げられたようだ。原因としてはやはり海外からのオンラインショッピングの増加だとのこと。
インドネシア政府、郵送貨物の免税範囲を75ドルから3ドルに引き下げ。こんなの免税範囲と呼べるか?日本から郵送で荷物を送る人には困ったニュース。
— むすたふぁ (@kampungkulon) 2019年12月25日
Batas Bebas Bea Impor Turun dari US$75 Menjadi US$3 | Ekonomi-bisnis - https://t.co/6DnnjCSHbn https://t.co/OMtCw48fpB
先進国以外では物価は安いと思いがちだが、農産品や一般的な工業製品と異なり、物流などのインフラが効率的でなく、通貨も安定しない中進国ではどうしてもデジタルガジェット類は値段が高くなる。
インドネシアとかメキシコなどは人口もそれなりにあるので、国内保護の名目に、官僚主義と既得権益のコンボが全て値段に跳ね返って来る。
まあ自国にほとんど利益がない海外通販が増えてもしょうがないというのも良くわかるのだが、消費者としては安く買える機会に抗うのも難しいところではある。